多くの通信制大学院の中から自分に合うところを選ぶポイントは?

どのような学習方法が選択できるのか調べておこう

通信制大学院は、仕事の都合で定期的に通学をするのが困難な人や、できるだけお金を掛けずに研究をしたい人にとって身近なものとなっています。そうした中、自分に合う通信制大学院を見つけるには、いくつかの大学院の入学願書やパンフレットを請求したり、ホームページをチェックしたりして、入学後にどのような学習方法を選択できるか調べることが大切です。例えば、日によって仕事が終わる時間が違う人や、休日を利用してまとめて複数の科目の授業を受けたい人は、オンライン授業のシステムが整備されている大学院を選ぶのがおすすめです。一方で、同じ志を持った学生と交流しながら研究をしたい人は、スクーリング授業の評価が高い大学院にも目を向けましょう。

学位を取得できるまでにかかる費用を計算してみよう

通信制大学院で修士や博士の学位を取得するには、研究科や履修する科目の種類によって多額の費用が掛かることがあるため、入学前におおよその学費の計算をしておくことが大事です。一般的に、実習や演習、スクーリング授業などへの参加が必須となる理系の通信制大学院については、文系と比べて費用が高くなる傾向が見られます。そのため、あまり経済的な面で余裕が無い人は、通信制大学院で学んでいる人の体験談を参考にしたり、オープンキャンパスに参加をしたりして、慎重に入学先の候補を決めることがポイントです。また、学部時代の学業成績が良い人については、大学院によって奨学金の支給対象となるケースもあるため、日ごろから妥協せずに必要な情報を集めておきましょう。

場所や時間問わず、それぞれの場所から大学院の学びに励むことができるよう1998年3月から制度化されたのが通信制大学院です